BARK OF K JAPAN

下駄とコルクの不思議な関係。普段着にも合う、WAGETA(和下駄)を日常に。

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みんさんは、下駄に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?

ふだん使いできる履きものとして作ったのが、コルクと奥伊勢大台杉を使った「WAGETA(和下駄)」です。

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通常は履きものの芯材として使われているコルクをあえて表に出すことで、ジーンズやワンピースなどのふだん着にも合うデザインを実現。履き心地がよく、蒸れない、臭わないといった機能性も備えたコルク和下駄の魅力を伝えたい、との思いでクラウドファンディングに参加いたしました。

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①自然由来の素材がもたらす、肌ざわりのやわらかさ、心地よさ。

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コルクを長年扱ってきた職人技術、60年以上の歴史の中で蓄積された研究データを下地に、直接人肌に触れる履きものに最適な、丈夫でありながらやわらかいオリジナルコルクを開発しました。

②すぐれた断熱性・保温性による、夏は涼しく、冬はあたたかい温度感。

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外気温にかかわらず適温を保つのが、熱伝導率が低いコルクの特徴です。建物の床材や敷きマットとして支持されている大きな理由でもあります。

③コルクの中の気泡が生み出す、地面を踏みしめたときのクッション性。f:id:BOK:20190714210157p:plain

無数にある細胞の中にミクロ単位の気泡が多く含まれているコルクは、いわば「自然のクッション」。軽量で、弾力性にも優れています。

④すぐれた吸湿性による、長時間履いてもベタつかない清涼感。 

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コルクの中で伸び縮みする気泡が湿度を調節し、汗や脂によるベトつきを防ぎます。ずっと履いていたくなるような清涼感、快適性をもたらします。

⑤ 不快な臭いが発生しにくい消臭性。f:id:BOK:20190714210306p:plain

長時間履いても、長年履いても、不快な臭いが発生しにくい消臭性も持ち味のひとつ。コルクが靴の中敷きとして好まれる理由です。

圧縮性、弾力性、耐水性、断熱性といった「自然が生み出したテクノロジー」とも呼べるコルクの魅力をぜひ、直接肌で触れるこの「WAGETA(和下駄)」を通して感じてください。出かけるために履くのではなく、履くために出かける。そんな選択肢も生まれるような履きものづくりが私たちの目指すところです。 

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時とともに、履く人の足の形に合った変化を遂げていくのは、空気の含有率が高く、弾力性に富むコルクならでは。履けば履くほどあなた好みの形に変わる和下駄ならきっと、愛着を持って使い続けていただけると思います。

※素材の性質上、左右で色差、柄の違いがあります。また、強い衝撃が加わると、商品に欠けやくぼみが生じることがありますが、いずれも自然由来の製品ならでは。ひとつの味としてお愉しみいただければ幸いです。

f:id:BOK:20190714210427p:plain素材となるコルク粒は、世界の最大手コルクメーカーであるポルトガルアモリム社から直輸入。地域も限定されている上、樹皮は植樹して20年、また約9年毎の夏にか採取できない、B.D.という最高品質のものだけを選りすぐって仕入れています。 

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足への負担を考慮し、花緒や前つぼには靴ずれ等しにくい素材を使用。足について知り尽くした職人が、一点一点、花緒を挿げて(すげて)います。

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すべらないように、靴底にはゴムを貼っています。女性用には桜の花びらを、男性用には牡丹をかたどるなど、遊び心も取り入れています。

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地域の自然を生かして地域を活性化させたい。という思いで、大手住宅メーカーが住宅建材として利用している地元・三重県の奥伊勢大台杉をソール部分に使用しています。日本一きれいな水質だと言われる宮川が流れている大台町。町の林業の歴史は古く、かつて伊勢神宮の御杣山(みそまやま)として良質のヒノキを提供していたこともあります。 

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主に上質な和装履物の芯材として使われているコルクですが、意外にも日本での歴史は浅く、使われ始めたのは戦後以降と言われています。地中海性気候を好むコルクガシから作られるコルクは、ワイン栓に代表される西洋文化の象徴です。それぞれの文化を融合させて、下駄は今の形に至っています。

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創業以来、下駄や草履など、和装に合う履物の芯(インソール)づくりに特化してきた私たちのターニングポイントは10数年前。経済の冷え込みや人々の和装離れによる需要の減少に危機感を感じたことをきっかけに、自社ブランドづくりに取り組むことにしたのです。

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製品開発に際してあらかじめ決めていたのが、もっぱら陰の立役者として製品を支えてきたコルクを「目に見える」ようにすること。おそらく「外から見えない部分だからいいだろう」という理由でしょう。市場に出回っている安価な和装履物の多くには、コルクに似せた偽物や軽量化した木材が使われています。それはそれでひとつの価値だと思いますが、やっぱり、コルクにはコルクにしか出せない良さがある。

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吸湿性や保温性、断熱性、クッション性……。そういった特性を活かして、床のフローリングや靴の中敷きなど、さまざまな方面で活躍するコルクの魅力を多くの人に伝えること。それが、長年、コルクで生きてきた私たちの使命だと思ったのです。 

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1953年の創業以来、コルク一筋で事業を行う中で培ってきた技術、そして作り上げてきた設備を生かせば、成功する日はそう遠くはないだろう。そんな希望的観測とは裏腹に、思うようにいかない日々が続きました。コルクを表に出すとそのやわらかさが欠点になるため、まったく新しい種類のコルクを開発しなければならなかったのです。

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それから研究開発を続けること5〜6年。試行錯誤を繰り返した末、丈夫さと弾力性を併せ持つコルク粒のベストな配合比率にたどり着いてようやく、この商品は完成しました。和装、下駄という日本文化を次代に残していくためにもぜひ、「WAGETA(和下駄)」を日常の中で使っていただければ幸いです。

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カラーバリエーションとサイズ

「WAGETA(和下駄)」は女性5タイプ、男性5タイプ。

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サイズは女性M/L、男性L/XL の2種類ずつ

女性M : 約23.5cm
女性L : 約24.5cm

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BARK OF K JAPAN:バーク・オブ・ケイ・ジャパン

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1953年の創業以来、和装履物の芯材を製造する呉山コルク工業株式会社の自社ブランド。コルク粒の配合からオリジナルコルクブロックの生産、切削加工、花緒を挿げるところまで、履きものの一貫生産を行っている。その他、当社の提供する良品質なコルク粒素材は、工業製品等に幅広く活用されており、また、新たなジャンルへの製品開発にも積極的に取り組んでいる。

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BARK OF K JAPANは、1953年の創業以来、和装履物の芯材を製造する呉山コルク工業株式会社の自社ブランドです。日本では活用法があまり知られないコルク。その素材が持つ自然の力を活用した小物やインテリアグッズなどの製品化に挑戦しながら、コルクの可能性を追求していきます。

影の立役者として製品を支えてきたコルクを見て、触って感じてほしい。その想いが詰まった「WAGETA(和下駄)」。ぜひお試しいただければ幸いです。

新たなコルク製品の開発に向けて、みなさまのお声をいただければ嬉しく思います。

応援よろしくお願いいたします。

 

この記事でご紹介したWAGETAはネットショップBASE「BARK OF K JAPAN」にてご購入していただけます。よろしければ下記よりご覧くださいませ。

barkofk.base.shop